

サーバーの管理画面を見たら、アクセスが急に増えていました。調べてみると、身に覚えのないURLに、検索エンジンのボットからのアクセスが集中しています。改ざんや乗っ取りを疑って、wp119さんの無料診断を試したところ、「危険」と表示されてしまいました。ほかの会社に迷惑をかけていないか心配です。サイトを削除してしまった方がいいでしょうか?

レスキュー
身に覚えのないアクセスが急に増えると、不安になりますよね。ご安心ください。多くの場合、サイトを残したまま復旧できます。まずは何も消さずに、そのままにしておいてください。サーバーの中を調べて、何が起きているのかを確かめます。
今回は、「アクセスの急増に気づき、改ざんを疑って無料診断を試したところ、『危険』と表示された」というご相談をいただきました。
サイトの見た目はいつもどおりなのに、裏側では偽のページが作られている。このタイプの改ざんは、運営している方ご自身ではなかなか気づけません。
「サイトを消したほうがいいのでは」と悩まれる方は少なくありません。ですが、消してしまうと原因を調べる手がかりも失われます。今回は残したまま調査を始めたことで、被害の範囲をしっかり把握できました。
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今すぐ相談する【24時間受付】偽のページが作られた原因とは
サーバーのファイルやアクセスの記録を調べたところ、robots.txt(検索エンジンへの案内ファイル)に、本来はないサイトマップの場所が書き足されていました。そのサイトマップには、商品ページと思われるURLが大量に並んでいました。検索エンジンを、偽のページへ案内していたのです。いわゆる「SEOスパム」と呼ばれる手口です。
さらに、外部から遠隔操作するための不正プログラム(バックドア)も見つかりました。停止したままのプラグインや、正規品を装った偽のプラグインの中に隠れていました。
検索から来た人だけを別のサイトへ転送する仕組み(クローキング)も組み込まれていました。ブックマークから開くと普通に表示されるため、気づきにくかったのです。
同じサーバーに置いたままの古いサイトにも、同じような被害がありました。
急に増えたアクセスの正体は「AIの巡回プログラム」
お客さまが気づかれたアクセスの急増。その多くは、検索エンジンやAIサービスの巡回プログラム(クローラー)によるものでした。
偽のサイトマップに案内されて、存在しないページを次々に読みに来ていたのです。攻撃そのものではなく、改ざんの「結果」として集まったアクセスでした。アクセスだけを止めても、改ざんが残っていれば根本的な解決にはなりません。
実際の対応内容
サイトを残したまま元に戻し、検索結果への影響も早く消せるよう、次の順で作業しました。ご依頼の翌日に作業を行い、その後数日間、様子を見守っています。
現状の保全と被害範囲の特定
まず、今のファイルとデータベースを調査記録として保管しました。そのうえで、不正なファイルの場所や作られた時期を洗い出し、被害の全体像をつかみました。
不正なプログラムの除去
調査で分かった被害の全体像をもとに、次の作業を行いました。
- 改ざんされたファイルの修復
- 隠されていた不正なプログラムの除去
- WordPress本体・プラグインを安全な状態に整え直す
- 不要なプラグインの整理
検索結果への影響の解消と再発防止
復旧したあとも、検索結果には偽のページがしばらく残ります。早く消えるよう、検索エンジン向けの設定と手続きを行いました。あわせて、同じ被害を繰り返さないための対策も施しています。
- 偽のページを検索結果から消すための設定
- 検索エンジンへの正しい情報の再登録
- ログインまわりの強化と、各種パスワードの変更
- セキュリティ対策の導入
経過観察と動作確認
作業後も数日間、アクセスの記録とファイルの変化を見守りました。不正なファイルが再び作られていないこと、サイトの表示やフォームが正常に動くことを確かめて、作業を終えました。
wp119 緊急レスキューからのアドバイス
サイトの見た目がいつもどおりでも、裏側で偽のページが作られていることがあります。次の点は、ご自身でも確かめられます。
- Googleで「site:ご自身のドメイン」と検索し、関係のないページが出てこないか
- robots.txtに、見覚えのないサイトマップの場所が書かれていないか
- サーバーのアクセス数や転送量が、急に増えていないか
- 停止しただけのプラグインや、使っていない古いサイトが残っていないか
より詳しい確認方法は、WordPressに不正アクセスされたか確認する方法と、被害を最小限に抑える対処法でご紹介しています。外から手軽に調べたい場合は、無料の簡易診断ツールもご利用ください。
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慌ててサイトを消したり、自己流でアクセスを制限したりすると、かえって状況が見えにくくなることがあります。「危険と表示された」「見覚えのないアクセスが増えた」と感じたら、ひとりで抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
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